ライオンズクラブは、YCEプログラムを通して、世界各国のクラブと短期の交換留学を行っています。 人材を育成すると共に、親睦と協調の精神を養い、世界平和に貢献することが目的となっています。
[札幌西ライオンズクラブ担当 派遣生 長田 彩乃さん]
私はマレーシアのラウブというクアラルンプールから100km離れたところにホームステイをしました。最初は英語もうまく伝えられなかったり、日本との生活の違いに戸惑いを感じながら、がむしゃらに過ごしていました。
マレーシアは日本ほど発達しておらず、少し不便に感じることもありました。毎日手洗いで洗濯したり、トイレが水洗じゃなかったり交通機関の時間が正確じゃなかったり。
でも、その中でファミリーと協力したり仲間と共同作業をして会話も増えました。たとえ、不便であっても喜びを分かち合える人がそばにいることを感じ、日本にいたら気づくことのできなかった小さな幸せを気づく事ができました。
そして、ファミリーとの出会いは私にとって大きなものでした。
空港で始めて会った日、何も話せずただ返事をしているだけでした。でもパパ、ママと呼んだ日から私たちは本物の家族になったのです。
ママは、民族衣装を買ってくれたりマレーシア料理を教えてくれたりマレーシアの作法を教えてくれました。パパは、つきっきりで私をいろんな所へ連れて行ってくれましたが、口数は少なかったです。
でも、そんなパパが、私が帰国する日、空港で「You are my daughter forever」(あなたは永遠に私の娘)とささやいていました。その言葉は今でも胸に響いています。これからも私たちは家族です。
異国での生活は発見の連続で、忘れていた大切なことを見つけることができます。
国が違っても言葉が違っても幸せを分かち合うことができます。
恐れずに挑戦することで道を切り開くことができます。
これからはもっと英語を学んで、再びマレーシアに帰ったら感謝を伝えたいです。